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ニューヨーク、パリ、ロンドン、ベイルート、ドバイ、シンガポール、そして東京。世界中の「大都市」をテーマにした作品で、ポップアート界に一躍名乗りを上げた若き鬼才、ヨハン・ペラトーネル。そんな彼自身のお気に入りの街。そしてお気に入りの作品とは・・・。

                    

                    

ヨハン・ペラトーネル/ニューヨーク・アット・ナイト

                    

彼にとって最初の大作となった作品。6歳で才能を認められ、10代半ばにしてプロ活動をスタートした彼が20歳の頃、アーティストとして深刻なスランプに陥り、誰にも相談できないまま一人苦しんでいた。そんなとき、恋人が誘ってくれたのがニューヨークへの旅行だった。初めて降り立った瞬間から、この街のエネルギーは彼をとらえて離さなかった。

                    

「あのときの気持ちをどう言い表せばいいのか・・・。」言葉にできぬほどの強烈な衝撃は、それまで抱えていた創作への恐怖心を吹き飛ばし、一人でもたくさんの人とこの感動を共有したいという思いが彼をこの作品の制作へと向かわせたのだった。

                      

ニューヨークの多面的な魅力をすべてひとつの画面に盛り込むため、彼はさまざまな場所を訪れ、スケッチの段階から限りなく緻密で豊かな表現をめざした。ロックフェラーセンターやセントラルパーク、エンパイアステートビル、ハドソン川など、ニューヨークの街を彩るいくつものランドマークは、彼のそうした思いによって描かれている。

                    

いまもニューヨークは彼にとって、一番のお気に入りの街。黄金色に煌くクライスラービル、450メートルほどの高さを誇るガラス張りのフリーダム・タワー、細身のフラットアイアンビルなど、バリエーションに富んだ建物は彼の想像力を豊かに刺激し続けてやみまない。摩天楼軍のまんなかに、まるで森のような居心地を感じさせれるセントラルパークが存在する、そんなコントラストの妙味も魅力。海、川、住宅街、庭園、見事な橋・・・街のあらゆる魅力がそろったニューヨークは、これからも彼のインスピレーションの源泉であり続けるだろう。

                     

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